こんな人が書いてます
- 1.現役外資IT社員
- 2.新卒から2年でマネージャー
- 3.新卒から3年で年収1,000万円
- 4.新卒・中途含め個人面接50人実施
- 5.残業時間0を3年継続
有名大学ではないが内定できるのだろうか…
外資企業の中にいるのはどんな人たちか教えて!
こういった疑問にお答えしていきます!
先にお伝えしますが、外資系の採用プロセスにおいて大学は一部企業を除いて全く重要視されていません。
その一部は外資のコンサルティング会社や外資の銀行です。履歴書の段階で学歴フィルターを使っているようです。
この記事の内容
・外資系企業での学歴の重要性
・学歴以外で見ているポイント
実際に新卒で外資系IT企業に就職して5年目、面接も50人以上してきた現役社員の目線から、
それでは「外資企業における学歴」についてわかりやすく解説していきます。
目次
外資系企業での学歴の重要性
外資系企業では基本的に学歴は関係ありません。
いわゆるFラン大の人や高卒の方も同僚にいますし、その中では事業部長レベルまで出世されている方もいます。
ただある業界は学歴が重視されているといえます。
①学歴重視のところ
新卒採用では特に、外資コンサル、外資銀行は高学歴を重視しているといえます。
人気業界であるため、エントリーシートを出す人も多いため、ふるいにかける意味でも高学歴の学生に絞って書類を見る傾向にあります。
↓の記事でも学歴は関係していると言い切っています。
書類なんてぶっちゃけ学歴だから-現役コンサルタントにインタビュー(4)
私が就活をしていた際も、外資コンサル外資銀行の採用プロセスではMARCHレベル以上の方しか会いませんでした。
②学歴重視しないところ
一方で外資コンサル、銀行を除いた外資企業、例えばメーカーやITなどは重要視していない傾向にあります。
5年働いている中の経験や、人事部とのやり取りから、重視しない理由として私が思い当たるのは以下3点です。
ポイント
① 実力重視
② 学歴での偏見を持っていない
③ 人の入れ替わりの激しさ
これだけだとよくわからないと思いますので、それぞれ解説していきます。
なぜ外資IT企業は学歴重視しないのか?
①実力主義
実力主義。これは外資といえばそんなイメージを持つのではないでしょうか?
実際、評価や昇進などは年次や年齢、学歴など全く関係ありません。
私も2年目にマネージャーになりましたがその時の部下は33、37、38、48歳の方々でした。
学歴は勉強面でのその方の能力は示しますが、仕事面では別物といった考えなので、学歴など見ることなく、この人は活躍できるか?に絞ってみています。
②学歴の偏見無し
先ほども記載しましたが、学歴で何か機会が得られないといったことはありません。
実際に高卒の方の同僚も多くいますし、その中にはかなり出世して事業部長まで行かれている方もいます。
日系で働いている友達から聞いた、社内の大学の派閥といったものも全くありませんので、一緒に働いている方々がどこの大学出身なのかを気にすることはほとんどありません。
③人の入れ替わりの激しさ
3つ目に人の入れ替わりですが、想像以上に激しいです。
異動や転職で毎月のように、送迎会と歓迎会があるイメージです。
そのためどんどん中途採用活動行われているので、学歴で絞っているとなかなかいい人は現れません。
また新卒採用においても、SPIや英語試験などはありますが、基礎能力検査というだけで、学歴は考慮していないところが多いようです。
自分自身も新卒で配属されたチームは自分で5人目でしたが、1か月後には移動や退職で自分1人になり、1年目からチームリーダーとなるくらいには人が足りていないところもありますw
学歴以外で見ているところ
では、学歴以外のどんなところを見て採用・不採用決めているのでしょうか?
これは現役社員で、面接も50件以上担当している私目線にはなりますが、面接で測られるところに焦点を絞ると下記3点です。
(もちろん職種によっては英語の実力なども試されますが、それについてはまた別の記事で解説します。)
注意ポイント
1.推進力
2.論理的思考力
3.成果とそれへの貢献度
①推進力
これは一言でいうと、自分でどれだけ考えて動けるか?他の人を巻き込んで目標に向かって動けるか?になります。
例えば、以下のエピソードは問題に対して自分で原因を考え、対処法を考え行動した例です。 もちろん面接ではツッコまれるところはありますが、想定問答を用意できていればいい評価になります。
面接でエピソードを話すときは、抽象的な考えよりも、具体的なシチュエーションを伝え、具体的にどんな行動をとったのかを重視して、面接官がイメージしやすいように伝えましょう。
- 役割:塾講師のアルバイト
- 目標:生徒たちの望む将来の実現のために大学受験合格を一緒に目指した。
- 問題点:講師と生徒の間にあった問題は、時期ごとの目標点数の認識のずれがあって、受験まで期間があるときに生徒が、スケジュール通りに学習を進められなかった。
- 問題の具体化:具体的には、6月時点では75点取れていなければいけないが、生徒は入試本番で92点取ることだけを目標にしていた。
- とった行動:過去の合格者の点数の推移と、生徒自身の得意不得意に合わせて、生徒自身で入試まで2か月おきの点数目標を立ててもらい、それをもとに進捗確認を行った。
- 結果:2か月ごとの目標点数達成できる生徒が増え、第一志望合格率が前年68%だったのが85%まで上がった。
②論理的思考力
次に論理的思考力です。
外資では社員の国際色豊かであるため、だれでも納得せざるを得ない、論理的に相手を説得していくことが必要不可決です。
これこれの理由からこうしましょう、と提案して納得してもらうためにも、論理的に考え話せる人というのは必要になります。
飲み会などもあまりないことが多い外資だと、気持ちで動くよりも論理で動かさないといけないことは多い印象です。
③成果とそれへの貢献度
出した成果に自分が深くかかわっていたものを話すようにしましょう!
よく面接であるのですが、アピールしたさから、かなり大きなプロジェクトの一員として成功させたというエピソード話される方がいます。
そこで深堀すると、会議の日程調整や営業の同行をしていただけだった、になると貢献度がないので、エピソードでの評価が面接官はできません。
そのため時間の無駄になってしまうか、貢献したものがあまりないのかなと判断されてしまいます。
もったいないですよね?
あまり結果が出ていなくても、自分が推進して貢献してきたと思えるエピソード話をすることを注意しましょう!
まとめ
本記事では、外資系企業って学歴重視するのか?について解説いたしました。
繰り返しになりますが、本記事の主な内容は下記3つでした。
メモ ①外資系企業が学歴重視するのか?
②学歴重視しない企業はなぜ重視しないのか?
③学歴以外どのポイントを見ているのか?
もし大学が有名ではなくて不安だという方は、ITやメーカーなど不問のところに行くのをオススメします。海外経験や、大学時代の経験談で上回ることができ、内定のチャンスがあります!
当たり前ですが、大学どこに行っていたかよりも、その人がどんなことができるのか、どんな潜在能力がありそうかのほうがよっぽど重要だからです。
ただ結果として有名大学出身の方が多いのは確かです。国立大学や、早慶上智、また海外大学出身の方もいますが、高卒の方もいたりと経歴は本当に様々でいろいろな経験を会社内で聞ける楽しさが中途入社が多い外資ならではかもしれません。
以上ワークライフハーモニー第一のふろ~でした。次回もお楽しみに!